こんにちは、代表の神長誠です。
今日は、高齢者支援について、考えてみたいと思います。
給付金の申請書類、コロナワクチン接種券、マイナンバーカード関連書類、
介護保険料決定通知などなど役所から高齢者に届く郵便物は、結構多いです。
これらの郵便物を受け取った高齢者は、内容をキチンと読み、理解し、
自分で処理ができるのでしょうか?
おそらく、かなりの割合で「何だか、よく分からない」という事で、家族や
近所の人に聞いているのが現状ではないでしょうか?
家族がいない独居の方は、どうしているのでしょうか?
且つ、認知症の方にとっては、何が何だかさっぱり分からない状況ではない
でしょうか?
タウンケアの利用者にも、大切な郵便物を捨てていた方がいらっしゃいま
した。
私もご近所の高齢者に「これ、なあに?」と頻繁に聞かれます。
その都度、その郵便物を読んで、調べて、理解して、説明して、時として
こちらですべて処理をしてあげる事も多々あります。
個人情報もあって、中々難しいのですが、代理で役所に問い合わせたり、
書類を記載したりと代行のボランティアは、日々、件数を増しています。
まあ、これも持ちつ持たれつ、いつか自分も誰かのお世話になるんだからと
思って、一生懸命やっています。
しかし、高齢者支援を掲げている役所自身が高齢者に多大な負担を掛けて
いる現実に気付いてほしいものだとヒシヒシと感じます。
この様なサポートは、介護保険でもカバーされません。
と言うよりも、高齢者ニーズの2割も介護保険でカバーされないと言う現実を
行政は理解しているのでしょうか?
誰も拾わない作業を忙しいケアマネは、来る日も来る日もボランティアして
いるのです。
介護保険の守備範囲や高齢者支援の在り方を根本的に考えて頂きたいもの
です。